打ち立てのうどんを手早く茹であげ、冷たい水で揉み洗いし、旨い、うどんつゆですする麺はこしがあって格別です。 旬の野菜の天麩羅があればなお、引き立ちます。 うどんは"うどん生地"が命です。うどん玉とも云います、玉作りは季節によって塩の加減が違います。夏は塩を濃く冬は薄くが仕込みの基本です。まさに塩梅です。 仕込み法:粉を手でこねるので、道具はソバ鉢が良いが無ければ底が丸みのあるステンレスボールで良いでしょう。3%〜5%の塩水を作り(粉1Kgに300cc位)ボールに粉を入れ塩水を"の"の字を書くように入れる、この時一気に全部水を入れてしまうと柔らかすぎてもいけません、半分位にして五本の指を立てる様に(ソフトボールを掴んだ感じ)してグルグル掻き回します、粉に水分が行き渡ると無数のだま状になります、粉状が残れば残りの塩水を加減して足します、完全に"だま状"になればあとは一気にこねあげます、ボールの中でバサバサの"だま"を初め上から両の手のひらで押さえつけるように、段々たたむ様に、かなり堅くて力が要りますが、我慢です(^^)堅いからと云ってここで水を足したりしてはいけません。
塾長が昔、埼玉県鴻巣市の"うどんぶち"名人に手ほどきを受けた時は土間に茣蓙を敷きサラシの布に
"うどん玉"をくるみ、足袋を履いて上から麦踏みの格好でこね上げたのものです。
のし&裁ち方:のし&裁つ&茹でる&食すは時間が勝負です。リズムとテンポです。のし台は普通家庭にはないのですが、昔電気こたつに付いてたデコラ張りの正方形の板(マージャン卓兼用)がよいでしょう、でも裁つには使えません包丁の歯が欠けてしまいます。
"のし"のコツ:うどん玉(円盤状)をのし棒に巻き付けたら、棒の真ん中に両手を添え手前から前方へ上から押さえつける様に転がして行く、この時両手は徐々に外方向へ進め、転がし終わったら両手はのし麺の両端にある感じです、引くときはめん棒は転がさず、掴んだまま引きずるようにして手元まで戻します、これを繰り返し反対の対角線に同じ動作を繰り返します、
さて、程良い好みの厚さにのし終わったら次は"裁ち"ですが
麺の職人さんは、有る程度重量のある"そば包丁"で押し切りでリズミカルに裁って行くのを皆さんは蕎麦屋の店先などで見たこともあるでしょう 如何でしたでしょう?この説明で初めから旨く出来るとは思いませんが、あとは、経験です。何度か挑戦するうちにコツは呑み込めると思います。 うどんつゆ:"蕎麦つゆ"には砂糖を使いますが、"うどんつゆ"は砂糖は基本的に使いません。でも、これって関東だけでしょうか?
参考までに..
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