さんまの開き(干物)

秋だぁ! サンマだぁ!

秋刀魚やイワシ・サバを代表とする青背の魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んでいるので最近特に脚光を浴び..若い世代の魚離れを呼び戻しているようだ。

さて口上はこの辺にして、落語「目黒のさんま」でお馴染みの秋刀魚は庶民の味、七輪の炭火で焼く塩焼きは最高〜〜..
と云っても最近は都会で炭火を七輪で..なんてぇちょっと無理な要求ですねぇ(^^;

そんじゃぁ "さんまの開き"を手作りしちゃいましょう(^^)これなら、マンションのガスレンジでも簡単に焼けますよね。

今時分(9月初め)なら、まるまる太った大きなものが\100/匹 くらいで魚屋さんの店頭に並べられているでしょうから、その日の天候と秋刀魚の値段とを念頭に入れ購入するとよいでしょう。

筆者は秋刀魚の専門家ではないので、詳しいことは分からないですが本来「さんまの開き」に使われる秋刀魚は根室沖から南下して来て少々油の乗りが落ちかかって来た時期の秋刀魚が使われるのではないかと想像しています。理由は作り方で説明します。
本当はこの時期の新鮮なサンマは刺身や塩焼きにすべきと言う御仁もいるが新鮮であるからこそ、加工しても更に旨いもんに仕上がるのだと筆者は思う。

「さんまの開き」の作り方

【1】秋の日差しの強い晴れた日を選ぶ。
【2】新鮮な油の乗った形の良い秋刀魚を選ぶ。
【3】背開きにする。

【4】内臓を取り出し、流水で洗う。この時期(8/末〜9/初)の秋刀魚は油が乗り切っているので(6)工程のために流水で洗う。
【5】大き目のボールに水400cc:塩50gで強めの塩水を作る。
【6】(4)で開いた秋刀魚を(5)に15分ほど漬ける。油を洗い流すことにより、程よく塩分が魚に侵み込む。

【7】網の上に背を下側に並べて天日干し(2〜3時間)にする。

2〜3時間(黒づんで)したら

裏返して背側を30分ほど干しておしまい。

ピ〜カぴかの「さんまの開き」の出来上がり!

[*注意]地上の屋外で干す場合は、野良猫君に注意しませう。(^^;
日のあたる2階のベランダなどがベストです。

[応用]味醂干しにする場合は(5)工程で醤油:味醂を半々のタレを作れば良いでしょう。

[保存]たくさん作った場合は、一枚一枚ラップで包み冷凍保存
   すればよいでしょう。でも出来るだけ作りたてを味わってね!
   ほっぺが落ちても当局は責任を持ちません。(^^;;;

じゃね(^^v

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